仙洞の滝
(九重町大字町田壁湯)
平成23年8月19日


【大分合同新聞】[2011年04月07日]より
宝泉寺温泉郷「仙洞の滝」周辺を整備

 九重町の宝泉寺温泉郷にある仙洞の滝周辺が公園として整備され、5日、お披露目式があった。
滝つぼまで階段で下りられるようになり、迫力ある滝が楽しめる。

 宝泉寺温泉郷は2009年6月、温泉街とその周辺を合わせた地域づくりに取り組む
宝泉寺温泉地域づくり活性化協議会(池部俊慈会長)を発足。
県内では長湯温泉(竹田市)に続いて「源泉掛け流し宣言」をするなど、5年計画で活動を続けている。

 仙洞の滝は同温泉郷「壁湯温泉」の上流約200メートルの場所にあり、
幅約25メートルの町田川が落差約8メートルの滝つぼへ流れ落ちる。
町が作製した「滝マップ」にも掲載されているが、周囲が竹林に覆われ全景を見ることができなかった。

 同協議会は地域活性化の一環として滝周辺の整備を計画。
会を組織する県、町、町商工会、町観光協会、宝泉寺温泉旅館組合が約410万円を出資し、
昨年9月から整備を進めた。竹林を伐採し、滝つぼへの階段を設置。
滝の全景が眺められる場所に約400平方メートルの広場を整備した。
周辺のガードレールの塗装や観光案内板の設置も行った。

 式には関係者ら約40人が出席。池部会長や坂本和昭町長があいさつ。
神事の後、広場にソメイヨシノを植樹した。

 池部会長は「温泉郷には他にも夫婦滝や犬滝がある。
今後はこれらの滝や各史跡などを整備し、観光に回遊性を持たせたい」と話した。


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