さて、田原坂公園に戻って、薩摩塚の向こう側には、「田原坂資料館」と「弾痕の家」があった。 | |
【田原坂資料館】 | |
この資料館の中では、戦いの激しさが伝わる品々、例えば、空中で衝突して一つに重なり合った銃弾や大砲、銃等がたくさん展示されている。 また、戦を紹介するビデオ放映を20分程聞いた中で、「へぇ、そんな事があったのか」と思ったのが、乃木希介少佐の率いる官軍が敗れて逃げて行った際、乃木少佐は軍旗を紛失したことに気が付いた。軍旗を奪い返すべく引き返そうとしたが、部下になだめられて止む無く更に西の木葉まで退いた。 そして軍旗を紛失した責任を取り、腹を切ろうとしたが、これも部下になだめられたため、それも取り止めたということだった。 |
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【弾痕の家】 | |
そして下の写真が「美少年の像」。 「雨は降る降る じんばは濡れる 越すに越されぬ 田原坂」と書かれている。 歌にもあるように 雨が降ると薩軍の「着物・わらじ」と官軍の「西洋式の軍服・軍靴」に大きな差が出たらしい。 歌詞にある「じんば」は 人馬とも陣場ともとれるが、雨が降ることによって障害が増したと言う意味を汲めば、陣場がぬかるみわらじが切れたり、着物が水を吸って重かったりと確証はないが「じんば=陣場」だろうな、と思いつつ公園を後にした。。(現地に行くまで人馬だと思っていたのでした。) |
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