別府・明礬温泉


別府と言えば、地獄巡りと温泉。
そして別府八湯。浜脇、別府、海岸寺、堀田、鉄輪、明礬、亀川、柴石の8つの温泉をと言います。
その一つである、明礬温泉。最も温泉地らしい温泉地の雰囲気を持っています。
いたるところから白い噴煙と硫黄の匂いが立ち上がっています。
そして、藁葺きの小屋では湯の花が採取されています。

「湯の花のできるまでNo1」
 ここ、別府明礬温泉地区は相当な地熱帯で、地下の浅いところでも温泉脈があります。
 その温泉の噴気を湯の花小屋内部に導入し、小屋内部を一定温度に保って、上質な湯の花を造るため栗石
で石畳を造ります。

「湯の花のできるまでNo2」
 栗石に温泉地特有の青粘土(学名モンモリロナイト)を5cm程度の厚さで敷き詰め、打ち固めます。
 その上に三角形のワタ小屋を作ります。

「湯の花のできるまでNo3」
 地下にある硫化ガス(温泉の成分)の蒸気が栗石の隙間から青粘土の中に入ると青粘土の中の成分アルミ
ニュームや鉄と反応変化して硫酸アルミニュームや硫酸鉄となって粘土表面に石綿上に結晶します。
 その結晶そのものが湯の花で1日1ミリ程度伸び、約40日で採取、その後乾燥させて製品化します。